さきほどNothing Phone 2 (taro) が届いたので早速Root化していく。
お決まりだが実行する場合、自己責任で。
保証が受けられなくなったり、Brickする可能性があります。
前提
- ADBが使える
- Fastbootが使える
- デバイスのドライバがインストールされている
手順概要
-
Releases · libxzr/FastbootEnhance · GitHub をダウンロードしておく
- Nothing Phone 2 の公式Firmwareをダウンロードしておく
- Magiskをダウンロードしておく
-
Nothing Phone 2のbootloaderをunlockする
- 公式FirmwareからPayload.binを使用し、boot.imgを抽出する
- 抽出したboot.imgをNothing Phone 2に転送する
- Magiskもadb installしておく
- Magiskでboot.imgにPatchをあてる
- patched boot.imgを母艦PCに転送する
- fastbootでpached boot.imgでbootする
- MagiskアプリでRoot化する
- Rootedであることを確認し完了!
手順詳細
1, Releases · libxzr/FastbootEnhance · GitHub をダウンロードしておく
Release.zipをクリックし、ダウンロードできる。
2, Nothing Phone 2 の公式Firmwareをダウンロードしておく
直リンク注意!full.zipです。
3, Magiskをダウンロードしておく
※オプションです。この作業はNothingPhone本体でダウンロードし、インストールする方法にも置換できます。
私はめんどくさいのでPCにダウンロードし、adb installする手順を記載します。
.apkをクリックし、ダウンロードしましょう。
4, Nothing Phone 2のbootloaderをunlockする
設定>About Phone>Nothing OSをクリックし、BuildNumberを連打。
すると
設定>Systemに開発者オプションが表示されるので、USBデバッグとOEMUnlockを有効化する。
母艦PCで
adb reboot bootloader
を実行する。
画面が以下のようになる。
この状態に偏移したことを確認したら
fastboot devices
コマンドでデバイスがPCに認識されているか確認する。
>fastboot devices
ce708509 fastboot
認識されていることを確認したら以下のコマンドでbootloaderをUnlockする。
※引き返すなら今です。
fastboot flashing unlock
成功すると以下のような表示になる
>fastboot flashing unlock
OKAY [ 0.028s]
Finished. Total time: 0.033s
Nothing Phone 2の画面には本当にUnlockしますか?と表示されるため、
覚悟が出来たらUnlock TへBootloaderを選択し、電源ボタンで決定。
自動的に再起動され、設定等はWipeされます。
5, 公式FirmwareからPayload.binを使用し、boot.imgを抽出する
ダウンロードした3GB弱のZipを解凍し、Payload.binが存在することを確認する。
ダウンロードしたFastbootEnhanceを起動し、Payload.binをセットする。
セットし終わると情報が表示される。
パーティションを選択し、『boot』を選択し、イメージを抽出するをクリックし、任意の場所に保存する。
6, 抽出したboot.imgをNothing Phone 2に転送する
Nothing Phone 2が無事起動したらセットアップを終わらせ、再度USBデバッグを有効化しておく。
項目5で抽出したboot.imgをNothing Phone 2に転送する。
7, Magiskもadb installしておく
ついでにMagiskもインストールしておく
adb install <Magisk>.apk
もしくはNothing Phone 2本体でダウンロードし、インストールする。
8, Magiskでboot.imgにPatchをあてる
Magiskアプリを開き、MagiskのInstallをクリックする。
Select and Patch a fileを選択し、先ほど移動したboot.imgを選択する。
boot.imgが選択出来たら早速Patchをあてましょう。
成功すると以下のようになります。
9, patched boot.imgを母艦PCに転送する
Patchedなboot.imgを母艦PCに移動しなおします。
これはfastbootで使用するためです。
10, fastbootでpached boot.imgでbootする
Patched boot.imgを転送し終わったら
adb reboot bootloader
でまたfastbootモードにしましょう。
こんどはPatched boot.imgを使ってブートさせるため、以下のコマンドをたたきます。
fastboot boot <patched_boot.img>
かっこ内は各環境で生成された名前を入力してください。
※別の方法
fastboot flash <patched_boot.img>
上記のコマンドを使用することもできますが、bootコマンドのほうがリスクが減らせるため、非推奨。
万が一Brickした場合、純正boot.imgをflashすれば解決する可能性があります。
11, MagiskアプリでRoot化する
無事にブートしたらMagiskアプリを開きます。
すると先ほどとは表示されるステータスが変更されていることが確認できます。
このように表示されていたら最後にInstall作業をしましょう。
Direct Installを選択します。
LET'S GOするとコマンドが走り、成功すると以下のような表示になります。
再起動しておきましょうね。
12, Rootedであることを確認し完了!
Root検知アプリを使ったり、なんなりしてRoot化されていることを確認しましょう。
これで晴れて自由の身です。おめでとうございます。
こばなし
とっても久しぶりにAndroidを買い、Root化しました。
(半年ぶりRedmi Note7s???)
いまやRoot化をするメリットがあるのかないのかわかりませんし、RootedじゃないCustomROMなども増えてきています。
金融系のアプリケーション等、私がAndroidいじりを楽しみだした頃より、スマホに求められるセキュリティがだいぶ上がっていることが原因でしょう。
今回のNothingPhone2もCustomROMが流行るかどうかビミョーな部分ですが、とりあえずこのサイトを見てくれている変態諸君はバニラROMでもRoot権限さえあれば遊びつくせるでしょう。
それでは